タスクトレイ 【task tray】 システムトレイ / system tray

概要

タスクトレイ(task tray)とは、Windowsデスクトップ画面の右下、タスクバーの右端にある、小さいアイコンや時計などが並んだ表示領域のこと。初期のWindowsではこの領域の枠線が周囲より窪んだように描画されていた(現在も設定によってはそのように表示される)ため、お盆(tray)になぞらえてこのように呼ばれる。

起動中の常駐ソフトウェアのアイコンやシステム設定などを表示する領域で、何が並んでいるかはWindowsバージョンや環境設定によって異なる。一般的にはデジタル時計(現在時刻)や「デスクトップの表示」ボタン(ウィンドウをすべて最小化)、日本語入力ソフトIME)の入力モード、スピーカーのボリューム調節、通信ネットワークの接続状態、省電力設定、セキュリティソフトの状態などが表示されていることが多い。

マウスポインタをアイコンに合わせてクリックタップなどを行うことで、素早くソフトウェアを起動したり、設定画面やコンテキストメニューを呼び出したり、ソフトウェアを終了させたりすることができる。

(2018.3.13更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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