マウスポインタ 【mouse pointer】 マウスカーソル / mouse cursor

概要

マウスポインタ(mouse pointer)とは、コンピュータの操作画面に表示される、マウス入力の現在地を指し示す小さな図形や画像のこと。本体を平らな面に接した状態で移動させると、連動して画面上のポインタも移動する。

マウスは机の上などに置いて水平に滑らせることで画面上の特定の位置を指示するための入力装置である。マウスポインタは画面上での現在位置を表す小さなグラフィックで、マウスの水平移動に合わせて画面上を滑らかに動き回る。

利用者から見てマウスを奥に動かすとマウスポインタは画面上を上に移動する。同様に、手前に動かせば画面下方に、右に動かせば画面上でも右に、左に動かせば左に移動する。トラックボールタッチパッドなどマウス以外の位置入力装置(ポインティングデバイス)でも同じように振る舞う。

形状

マウスポインタには縦長の棒や矢印、人差し指を突き出した手などの形がよく用いられる。形状は実行中のソフトウェアの状態や画面内でのポインタの位置によって切り替わることが多く、それぞれの形状によって行える操作が異なる場合が多い。

例えば、文書作成ソフトテキストエディタなどで編集中の文字列の上を移動しているときには「I」の字型の上下に飾りのついた縦棒で表示され、クリックなどで位置を確定すると文字編集のためのカーソルがその場所に移動する。

(2023.2.9更新)

他の辞典による解説 (外部サイト)

この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
1997年8月より「IT用語辞典 e-Words」を執筆・編集しています。累計公開記事数は1万ページ以上、累計サイト訪問者数は1億人以上です。学術論文や官公庁の資料などへも多数の記事が引用・参照されています。