ダッシュボード 【dashboard】

概要

ダッシュボード(dashboard)とは、自動車などの「計器盤」を意味する英単語。ITの分野では、複数の情報源からデータを集め、概要をまとめて一覧表示する機能や画面、ソフトウェアなどを指すことが多い。

企業の情報システムなどでは、情報源となる様々な機器やソフトウェアデータベースアクセスしてデータを収集し、分析・加工して簡潔にまとめ、指標や集計値、表、グラフなどで一覧できるようにした操作画面のことをダッシュボードということが多い。

紙面のように一覧を静的に表示するだけでなく、項目を選択して開く操作をうと、細目やリアルタイムの現況など、その項目の詳細情報を掘り下げて確認できる双方向的な機能が備わっていることが多い。このような機能および操作を「ドリルダウン」という。

ダッシュボード機能は様々なソフトウェア実装されているが、BIツールなどが業務の状況を表す様々な情報を社内のシステムデータベースから集め、分かりやすく一覧表示する機能が特に有名である。「マネジメントダッシュボード」「企業ダッシュボード」「経営ダッシュボード」「デジタルダッシュボード」等と呼ばれるもので、主に経営者や部門長などが利用する。

macOSのダッシュボード

macOSMac OS X)では、ウィジェットwidget)と呼ばれる単機能の小さなアプリケーションソフトを並べて表示しておくことができる半透明の領域のことをダッシュボードと呼んでいた。2005年のMac OS X v10.4(Tiger)で登場した機能で、電卓やカレンダー、ニュース、天気予報といったちょっとしたアプリケーションコンテンツを表示することができた。2019年のmacOS Catalinaで廃止された。

(2023.3.10更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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