シンプルボリューム 【simple volume】

概要

シンプルボリューム(simple volume)とは、Windowsストレージ管理におけるボリュームの種類の一つで、最も単純な構成のボリューム。一台の装置のみを用いて構成され、複数装置への分散記録をわない構成のもの。

物理的な一台のストレージ上で構成されるボリュームで、ベーシックディスク上に作成したものはプライマリパーティションまたは論理パーティションと同等の領域となる。内部をフォーマットしてファイルシステムを作成し、ドライブ文字を割り当てることでファイルディレクトリを格納できるようになる。

ダイナミックディスク上に作成することもでき、その場合は同じ装置の未割り当て領域を連結して後から拡張することもできる。複数の装置にまたがる制御はわないため、ミラーリングストライピングといった機能は利用できない。ハードディスクSSDなどの固定的なストレージ装置が一台しかない場合はこのタイプのボリュームしか作成することができない。

(2023.2.21更新)
この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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