右クリック 【right click】
ボタンが筐体上面の左右に並んだ2ボタンマウスや、真ん中にもボタンやホイールの付いた3ボタンマウスはWindowsパソコンなどで一般的に利用される。2つあるいは3つのボタンが横並びになっている場合に、右側のボタンを押してすぐ離す操作を右クリックという。
右クリックの役割はソフトウェアによって異なるが、一般的なWindowsアプリケーションでは、マウスポインタが指し示している場所(アイコンなど)に対して適用できるメニューの一覧(コンテキストメニューと呼ばれる)を開く動作が割り当てられていることが多い。
例えば、デスクトップやエクスプローラーなどでファイルのアイコンにポインタを重ねて右クリックすると、「開く」「複製」「移動」「削除」「名前を変更」といった選択肢の一覧が表示され、その中から望みの操作を選択することができる。
一方、左側のボタンをクリックする操作を「左クリック」というが、左ボタンは選択や決定など基本的な操作で頻繁に用いるボタンであるため、単に「クリック」といえば左ボタンをクリックすることを指す。右クリックと区別する文脈以外でわざわざ「左クリック」と呼ぶことは稀である。
(2022.5.23更新)