リストボックス 【list box】

概要

リストボックス(list box)とは、コンピュータの操作画面に表示する入力要素の一つで、箱型の領域に一行一項目ずつ選択肢を表示し、その中から利用者が一つまたは複数を選択するもの。

グラフィック表示を用いたコンピュータの操作画面(GUI)で用いられる入力要素(GUIウィジェット)の一つで、あらかじめ用意された選択肢の中から利用者が選んで申告する入力方式を用意したいときに用いられる。

最も単純なリストボックスは一行分の細長い矩形の領域を持ち、クリックなどの操作で選択して有効にすると、覆い被さるように選択肢の一覧が表示される。その中から一つを選択すると、一覧が閉じて元の一行分の領域に選択された項目が表示される。

また、箱型の領域に複数行に渡って項目が並び、その中から一つまたは複数を選択できるようになっているものもある。その場合、選択された項目は背景色が変わるなどして、選択されたことが分かるようになっている。

リストボックスと1行のテキストボックスを統合し、用意された選択肢から選ぶことも、キーボードなどから自由に文字列を入力することもできるようになっているものもあり、「コンボボックス」(combo box)と呼ばれる。

(2024.1.17更新)

他の辞典による解説 (外部サイト)

試験出題履歴

ITパスポート試験 : 平21春 問67
この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
1997年8月より「IT用語辞典 e-Words」を執筆・編集しています。累計公開記事数は1万ページ以上、累計サイト訪問者数は1億人以上です。学術論文や官公庁の資料などへも多数の記事が引用・参照されています。