リストボックス【list box】

概要

リストボックスとは、コンピュータの操作画面上に複数の選択肢を一覧表示し、利用者にその中から一つまたは複数を選択させる入力要素。選択肢を限定することで入力ミスや表記の揺れを防ぎ、データの整合性を保つことができる。
リストボックスのイメージ画像

あらかじめ用意された選択肢の中から利用者が選んで指定する入力方式を実現する要素である。文字を自由に打ち込む入力欄とは異なり、提示された候補の中から選ぶ。業務システムやWebアプリケーションなど様々な場面で利用されている。

一般的なリストボックスは、箱型の領域内に複数行に渡って選択肢を縦に並べて表示する。利用者はマウスクリックキーボード操作によって項目を選択でき、選択された項目は背景色の反転などによって識別できるようになっている。

一度に一つだけ選べる単一選択型と、複数の項目を同時に選べる複数選択型があり、複数選択型では特定のキーを押しながら項目を選択する操作や、チェックボックスを組み合わせた実装が見られる。表示領域に対して選択肢の数が多い場合には、領域の右側や下部にスクロールバーが現れ、これを操作することで隠れている選択肢を表示させながら選ぶ。平時は一行分の領域のみを表示しておき、利用者がクリックなどの操作を行ったときにだけ選択肢の一覧を展開する形式もある。

また、リストボックスに1行のテキストボックスの機能を組み合わせ、用意された選択肢から選ぶことも、キーボードから任意の文字列を直接入力することもできるようにした要素は「コンボボックス」(combo box)と呼ばれる。利用者は選択肢に当てはまる項目があれば選択するだけでよく、ちょうど良いものがなければ自分で内容を入力することができる。

Webページでは、HTMLselect要素などを用いてリストボックスが実装されることが多く、入力フォームの一部として年齢や都道府県、商品カテゴリなど選択肢の数が多い項目を扱う際によく使われている。アプリケーションソフトにおいても、設定画面やダイアログボックスの中で同様の用途で用いられ、開発者があらかじめ定義した選択肢のみを正確に受け付ける役割を果たしている。

(2026.6.28更新)
 

他の辞典等による「リストボックス」の解説 (外部サイト)

資格試験などの「リストボックス」の出題履歴

▼ ITパスポート試験
平21春 問67】 営業伝票を入力する画面の設計に際し、リストボックスを使った選択画面において、作業効率を高めるために、画面が表示された時点で、ある値がすでに選択された状態になるように設定することにした。
この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
1997年8月より「IT用語辞典 e-Words」を執筆・編集しています。累計公開記事数は1万ページ以上、累計サイト訪問者数は1億人以上です。学術論文や官公庁の資料などへも多数の記事が引用・参照されています。