レジストリキー 【registry key】

概要

レジストリキー(registry key)とは、Windowsでシステムの設定情報などを記録したデータベースである「Windowsレジストリ」において、記録された個別の情報の識別名のこと。

Windowsでは、Windows自身(OS)や導入されたアプリケーションソフト、稼働中のコンピュータに含まれる装置などについて、設定や構成などを記録したレジストリregistry)と呼ばれる専用のデータベースを運用する。

レジストリの内部では、情報はキー(key)と値(value)のペアとして保存され、キーを指定して対応する値の読み書きを行う。キーの内部には固有の値の他に任意の数の別のキー(サブキー)を格納することができ、サブキーの中にさらにサブキーを設けることもできる。

レジストリ全体はファイルシステムにおけるフォルダやディレクトリのように、キー同士が入れ子状になった階層構造を形成している。実際のキーの指定には、ファイルシステムのパス(path)のように最上位からの道筋を「¥」(日本では円マーク、海外ではバックスラッシュ)で区切って順に並べて記述する。

例えば、「HKEY_LOCAL_MACHINE ¥ SOFTWARE ¥ Microsoft ¥ Windows ¥ CurrentVersion ¥ Run」というレジストリキーには、そのWindowsで起動時に自動実行されるプログラムの一覧が格納されている。

(2020.3.28更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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