アーカイブ属性 【archive bit】 アーカイブビット

概要

アーカイブ属性(archive bit)とは、Windowsファイルフォルダに付与される属性の一つで、バックアップソフトなどに複製が必要であることを伝えるもの。ファイルフォルダを作成したり更新するとオンになる。

Windowsではファイルシステムファイルフォルダについての様々な情報を管理している。個々のファイルフォルダにはオン・オフ可能なスイッチのような「属性」(attribute)がいくつか設定されており、アーカイブ属性はファイルフォルダが新規に作成されたり、上書き更新されるとオンになる。

自動バックアップソフトなどを利用している場合、バックアップ実行するごとにアーカイブ属性がオンのファイルのみを複製し、属性をオフに戻す。これにより、前回のバックアップ実行後に作成あるいは更新されたファイルのみを複製することができる。これを増分バックアップあるいは差分バックアップと呼び、毎回すべてのファイルを複製するより効率が良い。

ファイルフォルダのアーカイブ属性の状態は、Windowsエクスプローラー(デスクトップ画面)からファイルプロパティを開き、「属性:」欄の「詳細設定」を開けば、「□ ファイルをアーカイブ可能にする(A)」というチェックボックスが現れる。チェックが入っていればオン、なければオフである。基本的にはシステムやバックアップソフトが利用する属性であり、通常の使用方法では利用者が属性値を直に確認したり変更する機会や必要性はあまりない。

(2023.7.20更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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