マイコンピュータ【My Computer】
概要

マイコンピュータは、システムが自動的に用意する特殊なフォルダであり、実際にストレージ上へ存在するフォルダではない。エクスプローラーが表示する画面の一つとして、利用者がストレージや周辺機器、主要なシステム機能をまとめて参照できるようになっている。
デスクトップのアイコンをダブルクリックするか、エクスプローラーのナビゲーション領域から選択すると開くことができる。内蔵・外付けのハードディスクやSSD、光学ドライブ、USBメモリなど、利用可能なドライブがドライブ文字とともに一覧表示される。
各ドライブを開くことで、保存されているファイルやフォルダを閲覧・操作できる。また、利用者アカウントごとに用意された「ドキュメント」「ダウンロード」などの個人用フォルダや、ネットワークを通じて他のコンピュータと共有しているファイルを収めた共有フォルダ、各種設定を一覧・変更できるコントロールパネルなどへの導線もここから提供される。ドライブの空き容量や使用量の確認、プロパティの表示といった操作も可能である。
名称はWindowsの世代によって変遷している。初期のWindowsでは「マイ コンピュータ」と表記されていたが、Windows Vistaでは「コンピューター」、Windows 10以降は「パソコン」という表記に改められた。基本的な機能や役割に変更はなく、表記が変わった後も従来の呼び方が使われ続けている。
デスクトップ上のアイコンは削除したり非表示にすることができるが、機能自体がなくなるわけではない。エクスプローラーのナビゲーションウィンドウやスタートメニューなどから同じ画面を開くことができ、検索機能やファイルパスの直接入力でも同じ場所へ到達できる。ストレージ構成を視覚的に把握できる点で、初心者にとって分かりやすい入り口として、現在のWindowsでも基本的なアクセス手段の一つとなっている。