フォルダパス 【folder path】
概要
フォルダパス(folder path)とは、Windowsで特定のフォルダの所在を表す文字列のこと。上位にあるフォルダを「¥」(日本語環境では円マーク、外国ではバックスラッシュ「\」)を挟んで順に並べて表記する。ストレージの内部は、多数のファイルをグループ分けして整理しやすいように、複数のファイルを格納できるフォルダが多段階の入れ子状になった構造になっている。特定のフォルダの位置を指し示すため、最上位階層から目的のフォルダまで順にフォルダ名を並べて記したものがフォルダパスである。
先頭をドライブ名から始め、現在位置に関わらず絶対的な位置を表記したものを「絶対フォルダパス」という。例えば、「C:¥foo¥bar」のように記述すると「Cドライブのfooフォルダの中のbarフォルダ」という意味になる。
一方、現在位置からの相対的な位置関係を表記したものを「相対フォルダパス」という。現在位置を「.」、親フォルダを「..」で表したもので、例えば「.¥..¥foo¥bar」というパスは、「現在のフォルダの親フォルダの中のfooフォルダの中のbarフォルダ」を指し示す。「.¥」は省略できる。
Windowsネットワークでファイル共有を利用している場合は、「UNC」(Universal Naming Convention)という表記規則が用いられ「¥¥コンピュータ名¥共有名¥共有フォルダ内での残りのパス」という表記となる。「¥¥FILESV1¥SharedDocs¥Text」といった具合である。
(2021.11.23更新)