SSDP【Simple Service Discovery Protocol】
概要
SSDP(Simple Service Discovery Protocol)とは、ネットワーク上の機器を自動的に発見・接続するUPnPで用いられるプロトコル(通信規約)の一つで、機器の探索や応答を行うためのもの。UPnP(Universal Plug and Play)はパソコンなどからネットワーク上に接続されたルータやプリンタなどの周辺機器を検知できるプロトコルで、複雑な設定作業などを自動化し、「繋げばすぐに使える」状態を実現する。
SSDPはUPnPを構成する技術の一つで、Web上の通信に用いるHTTPとほぼ同じ形式でテキスト(文字)ベースのメッセージをやりとりすることができる。標準ではUDPの1900番ポートを用いて通信を行う。
UPnP機器を探したいコンピュータなどは、探索対象の機器の種類などをHTTPヘッダに記述してマルチキャストで送信する。対象となる機器がこれを受け取ると、発信元に対して自らの存在を知らせる返信を送る。以降はHTTPで設定ファイルの送受信などを行い、その機器の機能やデータを利用できるようになる。
(2023.4.16更新)