最小化【minimize】
概要

ウィンドウシステムを採用したオペレーティングシステム(OS)では、デスクトップ画面の中に矩形の表示枠(ウィンドウ)を設け、それぞれの枠の中で個々のアプリケーションを表示する。複数のアプリケーションを同時に起動する環境では、すべてのウィンドウを広げたままにすると画面が煩雑になるため、最小化によって当面使わないウィンドウを退避させ、作業領域を整理する。
最小化されたウィンドウはデスクトップから消えるが、格納先のアイコンやボタンをクリックすると、最小化される直前の位置やサイズ、表示内容のまま復元できる。アプリケーションはメモリ上で動き続けており、動画のレンダリングやファイルのダウンロードといった処理も中断されない。
操作方法はOSによって異なる。Windowsではウィンドウ右上の「-」ボタン、macOSでは左上の黄色いボタンが最小化に対応しており、最小化されたウィンドウはそれぞれタスクバー、Dockに格納される。キーボードショートカットも用意されており、WindowsではWindowsキー+↓、macOSではCommand+M(⌘+M)で同じ操作が行える。
最小化はウィンドウ管理の基本操作の一つであり、「最大化」「閉じる」とセットで提供される。最大化はウィンドウを画面全体に広げる操作、「閉じる」はアプリケーションや文書を終了する操作である。最小化も「閉じる」もウィンドウが消えるのは同じだが、最小化の場合はプログラムの実行を継続したまま表示のみを退避させる。
アプリケーション開発の分野では、利用者による最小化操作を検知して表示の更新を停止したりリソース消費を抑えたりする仕組みが実装されることもある。画面に表示されていないウィンドウの処理負荷を低減し、システム全体のパフォーマンスを維持する目的で用いられる。