ローカルアカウント【local account】ローカルユーザー/local user

概要

ローカルアカウントとは、Windowsの利用者アカウント(利用権)の種別の一つで、ある一台のコンピュータ上で直接作成・管理され、そのコンピュータでのみ有効なもの。
ローカルアカウントのイメージ画像

企業などでWindowsネットワークActive Directoryドメイン)を構成している場合、個々の端末で動作しているWindowsで直に作成された、そのコンピュータでのみ通用するアカウントをローカルアカウントという。

これに対し、Windows Server上のActive Directoryという管理システムを用いて作成・管理され、同一ネットワーク(同一ADドメイン)に所属するコンピュータで横断的に利用できるアカウントは「ドメインアカウント」(domain account)という。

個人や家庭でパソコンを単体で使用する場合はローカルアカウントを作成して利用するのが一般的である。利用者ごとに新たに作成して日常的な作業に用いるアカウントと、管理者アカウントである「Administrator」など、Windows導入時に自動的に作成される組み込みアカウントがある。

Windows 10以降では米マイクロソフト(Microsoft)社のネットサービスなどで共通して利用される「Microsoftアカウント」でWindowsを利用できるようになったため、これと対比して従来のWindows上で直に作成・利用されるアカウントのことを指してローカルアカウントと呼ぶこともある。

(2024.1.19更新)

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