固定キー機能 【Sticky Keys】

概要

固定キー機能(Sticky Keys)とは、Windowsの機能の一つで、他のキーと同時押しする修飾キー(Shiftキーなど)を「押しっぱなし」の状態にすることができるもの。スイッチのように一度押すと押下状態となり、もう一度押すと解除される。

ShiftキーCtrlキーAltキーなどは、他のキーと同時に押すことで入力文字や機能を変更することができる「修飾キー」である。例えば、Shiftキーを押したまま「a」キーを押せば大文字の「A」が入力され、Ctrlキーを押したまま「C」キーを押せば選択文字列をクリップボードにコピーする。

これらのキーは「押し下げたまま同時に他のキーを押す」という操作が求められるが、人や使用環境によっては同時に複数のキーを押すことが困難な場合がある。そのような時に固定キー機能を有効にすると、Shiftキーを一度押すと、離しても「押しっぱなし」状態となり、もう一度押すと押してない状態の戻る(トグル動作)。

有効にするにはShiftキーを5回押すか、コントロールパネルの「コンピューターの簡単操作」にある設定項目を変更する。有効になるとそのことを示すアイコン通知領域に表示され、ShiftキーCtrlキーAltキーWindowsキーについて、現在の押下状態がアイコンで表示される(押下でアイコンが出現、解除で消滅)。

(2022.12.17更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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