コピー&ペースト【copy and paste】コピペ

概要

コピー&ペースト（copy and paste）とは、表示された文字などのデータの一部を指定して複製を取り、別の場所に貼り付ける操作のこと。コピーとペーストの連続操作で、ペーストを何度も繰り返すこともできる。

オペレーティングシステム（OS）の機能で、利用者が指定したデータを一時的な保管領域であるクリップボード（clipboard）に複製する操作を「コピー」（copy）、クリップボードの内容を現在位置に複製する操作を「ペースト」（paste）という。

コピー&ペーストはコピー操作とペースト操作を連続して行うことで、ある箇所にあるデータを別の位置に複製することができる。ソフトウェアによっては文字データだけでなく画像データや表など複合的なデータを複製することができる。

クリップボードはOSが管理し、ソフトウェアをまたいで利用できるため、他のソフトウェアへデータを複製する手段としてもよく利用される。ただし、画像データをコピーし、テキストエディタにペースト操作を試みるなど、複製先のソフトウェアが対応していない場合は複製することができない。

インターネット上の俗語（スラング）で、文章などをどこかから丸写しすること（あるいはそのような文章などのこと）を、「コピー&ペーストしたデータ」という意味で略して「コピペ」と呼ぶことがある。文脈により、剽窃のような悪い意味で用いることもあれば、慣用句のような良い意味で用いることもある。

(2022.5.21更新)

この記事の著者： (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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