ランチャ【launcher】
概要
ランチャとは、あらかじめ登録したアプリケーションやファイルをアイコンなどで一覧表示し、クリックやタップなどの簡単な操作で即座に起動できるようにしたソフトウェアや機能のこと。グラフィカルな操作画面(GUI)でオペレーティングシステム(OS)の操作性を補う目的で用いられる。

ランチャは画面上のコンパクトな領域にアイコンやボタンを配置し、利用者が目的の項目を選択すると対応するアプリケーションを起動する。アプリケーションの起動だけでなく、文書ファイルやWebサイトを開いたり、システム設定を切り替えたりできるものもある。デスクトップ上に常駐させる形態が一般的で、一回のクリックやタップで操作が完結する。
かつてのデスクトップ環境では、アプリケーションを起動するには階層化されたメニューをたどるか、ファイル管理ソフトで実行ファイルを探す必要があった。よく使うソフトウェアをランチャに登録してデスクトップの片隅に常時表示しておくことで、この手間を省くことができるため、OSの操作性を改善する定番のユーティリティソフトとしてサードパーティ製のランチャが広く普及した。
現在の主要なOSには、Windowsのタスクバーへのピン留めやmacOSのDockなど、標準で同様の機能が組み込まれている。Linuxでもデスクトップ環境ごとにランチャ機能が提供されている。いずれもアイコンのワンクリックでアプリケーションを起動でき、独立したユーティリティソフトとしてのランチャの需要は縮小している。
スマートフォンやタブレット端末のホーム画面も、アプリのアイコンが格子状に並んだランチャの一種である。Androidではホーム画面を管理するアプリを「ランチャアプリ」と呼び、標準搭載のものを別のアプリに置き換えることもできる。近年ではキーボードから名称の一部を入力して検索・起動するテキスト入力型のランチャも普及しており、マウスやタッチ操作を介さずに高速な操作を実現できる。
(2026.6.18更新)