配信の最適化 【Delivery Optimization】

概要

配信の最適化(Delivery Optimization)とは、Windowsを自動更新する「Windows Update」の機能の一つで、ローカルネットワーク上のWindowsパソコン同士でファイルを融通し合う仕組み。Windows 10から提供されている。

Windowsには更新プログラムインターネットを通じて同社サイトから自動的に取り寄せて適用するWindows Updateという仕組みが組み込まれているが、企業などで多数のパソコンなどを運用していると、同じファイルを台数分だけ繰り返しダウンロードすることになり、インターネット回線帯域を圧迫してしまう。

配信の最適化がオンになっているパソコン同士はP2Pピアツーピア)方式で相互に通信し、互いの持っている更新プログラムを教え合う。自分の持っていないファイルを相手が持っていれば融通してもらい、相手が持っていないものは提供する。ネットワーク内のいずれかのパソコンが更新プログラムを取り寄せれば、残りのパソコンは互いに複製を繰り返してファイルの配布を完了させることができる。

(2023.11.29更新)
この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
1997年8月より「IT用語辞典 e-Words」を執筆・編集しています。累計公開記事数は1万ページ以上、累計サイト訪問者数は1億人以上です。学術論文や官公庁の資料などへも多数の記事が引用・参照されています。
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