スパンボリューム 【spanned volume】
2台以上のダイナミックディスクにまたがって広大な単一のボリュームを生成することができ、単一のドライブ文字でファイルシステムを作成できる。未使用領域を有効に活用することができるが、起動用のWindowsシステムを置くことはできない。
フォーマットして利用を開始した後に新たな装置や領域を追加して拡張することもできるが、特定の領域やディスクのみを後から選択的に削除・分離することはできない。一部を外したい場合は一旦内容を消去して再構成しなければならない。
ストライプボリュームのように複数装置にまたがって並列にデータを読み書きするといった制御は行わないため、性能向上の効果はない。また、ミラーボリュームのようにデータの冗長化など信頼性を高める制御も行わないため、いずれか一つの装置や領域が破損するとボリューム全体がアクセス不能になることがある。
(2023.2.21更新)