RDS CAL 【Remote Desktop Service Client Access License】

概要

RDS CAL(Remote Desktop Service Client Access License)とは、Windows Serverリモートデスクトップサービス(RDS)を利用するために接続するクライアントごとに必要となるライセンスリモートデスクトップセッションホスト(RDSH)を利用する場合に必要となる。

RDSWindowsデスクトップ画面を別のコンピュータに転送して遠隔から操作できるようにする機能で、サーバの管理などのために少人数で利用する場合は同時接続数2セッションまでだがライセンス不要で利用できる。

RDSH機能を追加すると利用者ごとに個別にデスクトップ画面を用意して出し分けることができ、通常の業務に用いる仮想デスクトップ環境として用いることができるようになる。この場合はクライアントアクセスライセンスを購入して端末に設定する必要がある。

ライセンスは専用のライセンスサーバーによって管理され、端末ごとに発行するデバイスCAL利用者ごとに発行するユーザーCALを選択することができる。デバイスCALは全体の2割まで返上して別のデバイスに移転することができる。

例えば、50台の端末500人が同時に50人ずつ使用するような場合(教育機関など)にはデバイスCALの方が有利で、500人がそれぞれ複数の端末を使い分け、いつ誰が利用するか決まっていない場合(オフィスなど)にはユーザーCALの方が有利となる。

(2022.4.13更新)
この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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