フリック 【flick】

概要

フリック(flick)とは、画面に触れて操作するタッチパネルの基本的な操作方法の一つで、特定の箇所に指を触れた後、はじくようにさっと動かすこと。“flick” の原義は「軽く打つ」「弾く」「急に動かす」など。

画面上で操作をいたい特定の位置に指やペン先で触れ、特定の方向に向けて弾くようにサッと滑らせる操作を指す。他の操作と区別する(動作モードをフリック対応に変更する)ために、触れたあと極短時間(コンマ数秒程度)待つ必要がある場合もある。

この操作を応用して文字盤(ソフトウェアキーボード)から素早く文字を入力する方式を「フリック入力」(flick input)という。例えば、文字盤の「さ」に触れると、これを十字に囲むように上下左右に「し」「す」「せ」「そ」が現れ、「し」の方向にフリックすると「し」が入力される。慣れれば高速に文字を入力できるようになる。

指を触れたまま画面をなぞる動作には他に「ドラッグ」(drag)や「スワイプ」(swipe)がある。ドラッグアイコンなど特定の対象を指で触れて別の位置へ移動させるような操作を意味し、スワイプは画面スクロールなどのために画面を特定の方向になでる(触れる対象は広域的)ような操作を意味する。

(2022.5.23更新)
この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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