プログレスバー【progress bar】
概要

最も一般的な形は横長の棒で、処理が始まると左端から右端に向かい段階的に色が塗りつぶされていく。右端まで全体が満たされた時点で、対象の処理が完了したことを表す。この色の変化は処理の進行度合いをおおむね反映するものの、内部処理の見積りに基づく近似値であることが多く、必ずしも厳密な数値とは一致しない。完了済みの割合をパーセンテージで併記したり、残り時間の推定値を数値で示したりする実装も広く採用されている。
プログレスバーが用いられる典型的な場面は、大容量データのダウンロードや転送、ソフトウェアのインストール、ファイルの形式変換、サーバ側のまとまった処理など、完了までにある程度の時間を要する処理である。こうした処理の最中に画面の表示が変化しないままだと、利用者は処理が停止しているのか正常に進んでいるのか判断しづらい。プログレスバーは、処理が確かに進行中であることと、おおよその完了見込みを伝える手段として機能する。
進行速度の表示は一定とは限らない。処理対象のデータ量や通信環境の変動、依存する別の処理の状況などに影響を受けるため、途中で急に加速したり、逆に減速や一時停止をしたりすることがある。また、処理の全体量があらかじめ算出できない場合には、割合を示さずに模様が一定の区間を往復したり流れたりするだけのアニメーションによって、処理が継続中であることのみを伝える形式も用いられる。通信相手からの応答待ちなど、待ち時間の予想がつかない状況で用いられる。
画面の表示領域が限られるスマートフォンやタブレット端末、横幅の狭いウィジェットなどの環境では、横棒の代わりに円グラフやリング状の図形で同じ役割を持たせる場合がある。表示の形状が異なるだけで、処理の進捗を視覚的に伝えるという基本的な仕組みは横棒型のプログレスバーと共通している。近年のWebアプリケーションやスマートフォンアプリでは、読み込み中の要素配置を仮表示する「スケルトンスクリーン」と組み合わせて用いられる場合もあり、支援技術向けの属性を付与してアクセシビリティに対応する実装も見られる。