SAM 【Security Account Manager】 セキュリティアカウントマネージャ

概要

SAM(Security Account Manager)とは、Windowsで利用者のユーザーアカウントやアクセス権についてのセキュリティ設定を管理するサービス。各コンピュータごとに作られるローカルアカウントの管理に用いられる。

レジストリ上にSAMデータベースと呼ばれる領域を設け、作成されたユーザーアカウントやユーザーグループ、それらに許可された権限などのセキュリティ設定を格納する。コンピュータを単体で使用する場合や、Active Directoryを使用せずワークグループネットワークで接続する場合にはSAMが認証認可を担当する。

Windows 2000までは、NTドメインでネットワークを構成する場合にドメインコントローラ(PDC/BDC)がドメイン全体のSAMデータベースを管理し、ドメイン内での各コンピュータに認証認可の機能を提供していた。

(2019.4.25更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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