マルチライセンス認証キー 【MAK】 Multiple Activation Key

概要

マルチライセンス認証キー(MAK)とは、米マイクロソフト(Microsoft)社のソフトウェア製品のボリュームライセンス(まとめ売り)で用いられる特殊なアクティベーションキーの一種で、単一のキーで複数のコンピュータソフトウェアを有効化できるもの。

通常のソフトウェア販売では個体や契約ごとに異なるアクティベーションキーが提供され、利用者はそのキーを使って一台のコンピュータでのみ導入したソフトウェア製品の有効化(アクティベーション)をうことができる。

同社では企業などの大口顧客向けに割引価格で利用権を販売するボリュームライセンス制度を運用しており、マルチライセンス認証キーはそこで用いられる特殊なキーである。顧客が契約(利用権を購入)した台数に達するまで同じキーで製品のアクティベーションを繰り返しうことができる。

マルチライセンス認証キー方式はWindowsMicrosoft OfficeVisual Studioなどボリュームライセンスで販売される主要な製品のほとんどで選択できる。一方、もう一つの認証キー運用の方法として、組織内に同社システムと接続されたライセンス管理のためのサーバを用意し、各コンピュータサーバに対してアクティベーション申請をKMSKey Management Service)方式が用意されている。

(2020.11.17更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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