.regファイル 【レジストリファイル】 registry file

概要

.regファイル(レジストリファイル)とは、Windowsシステム設定が記録されたレジストリ(registry)の更新内容を記録したファイル。特定の設定の適用、更新などに用いられる。

Windowsは自身の様々な機能の設定や、登録されたアプリケーションソフトの設定などをレジストリと呼ばれる特殊なデータベースに記録している。その内容は標準で内蔵されているレジストリエディタregedit.exe)を用いて表示・編集することができる。

.regファイルはレジストリの内容の一部を記録したもので、レジストリエディタやregコマンドに読み込ませることでレジストリ本体に記載内容を反映させることができる。標準状態ではダブルクリックして開くだけで自動的に読み込まれて反映される。

内容はテキスト(文字)形式で記録されており、メモ帳などで開いて表示・編集することができる。基本的な書式は「指定したいキーのある位置(パス)[改行]“項目名”=“”[改行]」で、キーに複数のがある場合は値指定のを改行区切りで繰り返し、複数のキーを同時に変更したい場合は空行区切りでこの書式を繰り返す。

.regファイルは手作業やソフトウェアによる自動処理によって生成することができるほか、レジストリエディタから特定のキーの内容を書き出す(エクスポート)ことによって作成することもできる。適用するとWindowsシステム設定が恒久的に変更されるため、誤った内容や不正な内容を記録してしまうと動作に支障をきたす場合があり注意が必要である。

(2022.1.2更新)
この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
1997年8月より「IT用語辞典 e-Words」を執筆・編集しています。累計公開記事数は1万ページ以上、累計サイト訪問者数は1億人以上です。学術論文や官公庁の資料などへも多数の記事が引用・参照されています。
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