ツールバー 【tool bar】

概要

ツールバー(tool bar)とは、ソフトウェアの操作画面の上部などに表示される、ボタンやアイコン、操作メニュー等が並んだ横長の帯状の領域。現在利用できる機能を一覧し、即座に呼び出すことができる。

一般的なソフトウェアでは操作メニューの内容が多岐に渡るため、メニューバーなどに階層型のメニュー(プルダウンメニュー/ドロップダウンメニュー)を置き、大項目から個別の小項目まで何段階かたどっていくことで呼び出す機能を指定する。

この方法では一つの機能を呼び出すのに何度もクリックタップマウスポインタの移動などを繰り返さなければならず煩雑なため、よく使用される機能をアイコンなどを用いて高密度に並べた領域が用意されるようになった。これを細長いコンパクトな領域にまとめたものをツールバーという。

ツールバーはウィンドウ上部などに置かれることが多いが、左端に縦長の形状で配置されたり、独立したウィンドウとして移動できる場合(フローティングツールバー)もある。設定で表示・非表示を選択したり、ツールバーに置くアイコンなどを利用者が選択できるようになっていることが多い。

ファイル保存やアンドゥなどの操作を表すアイコンやボタンが置かれるほか、設定値を即座に選択できるプルダウンメニューテキストボックスなどが置かれることもある。機能が豊富なソフトでは二段や三段などになっている場合もある。

(2019.4.12更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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