シーク 【seek】
概要
シーク(seek)とは、捜索する、探し求める、得ようとする、~を求めて行く、向かう、~しようと努めるなどの意味を持つ英単語。ITの分野では、目的のものを探し出す、目的の場所を見つけて移動する(させる)、といった意味で用いられることが多い。動画や音声の再生位置指定
音声や動画を再生する際に、任意の位置から再生することができる機能を「シーク機能」「シーク再生」などという。また、そのような機能を使って、再生中の音声や動画の好きな場所に再生位置を動かす操作を「シークする」という。
コンピュータの操作画面では現在の再生位置はスライダーバーなどで表示されることが多く、バーをマウスのドラッグ操作などによって左右に動かすことにより再生位置を指定する。そのような操作ができるスライダーバーを特に「シークバー」(seek bar)と呼ぶことがある。
ディスク装置のシーク
磁気ディスク装置や光学ディスク装置など、円盤(ディスク)状の記憶媒体を用いるストレージ(外部記憶装置)の内部で、磁気ヘッドや光ピックアップなどが盤上の目的の読み書き位置へ移動する動作のことをシークという。この動作にかかる時間を「シークタイム」と呼び、この時間が短いほど高速に読み書きできる。
ディスクドライブの内部ではディスクが軸に固定されて高速で回転しており、盤上にかざしたアームの先端に備え付けられたヘッダやピックアップを表面にかざして信号の読み書きを行う。その際、目的の位置にアクセスするため、アームをディスクの中心側と外周側の間で移動させる操作をシークという。
(2019.8.23更新)