ディスククリーンアップ 【disk cleanup】

概要

ディスククリーンアップ(disk cleanup)とは、Windowsのストレージ(外部記憶装置)管理機能の一つで、システムが不要と判断したファイルなどを削除して空き容量を増やすもの。

ハードディスクやSSDなどに作成されたドライブに対して実行できる機能で、消去しても通常の利用に影響が小さいファイルなどを完全に消去して空き領域として再利用できるようにする。現在の利用者(ユーザーアカウント)に関連するファイルのみを対象とするか、すべてのファイルを対象とする(管理者権限が必要)か選択することができる。

どのような種類のファイルなどを消去するかは利用者が選択することができ、実行前にどの種類のファイルがどのくらいの容量があり、削除によってどれだけ空き領域が増加するかを確認することができる。

ごみ箱に入って完全消去を待っているファイルやフォルダ(「ごみ箱を空にする」の動作)、Windows更新時に複製された古いプログラムのバックアップ、ソフトウェアの動作記録(ログ)ファイル、Webブラウザのキャッシュファイル一時ファイル)、サムネイルによるファイルの一覧表示を高速に行うための画像ファイルなどが対象となる。

(2021.6.10更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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