ファイルパス 【file path】

概要

ファイルパス(file path)とは、コンピュータ内で特定のファイルの所在を表す文字列のこと。上位にあるディレクトリ区切り文字を挟んで順に並べて表記する。

ストレージの内部は、多数のファイルをグループ分けして整理しやすいように、複数のファイルを格納できる「ディレクトリ」(directory)が多段階の入れ子状になった構造になっている。これを階層構造と捉えて、最上位階層から目的のファイルまで順にディレクトリ名を並べて記したものがファイルパスである。

例えば、UNIX系OSで「/foo/var/hoge.txt」というファイルパスは、ルートディレクトリ(最上位ディレクトリ)にある「fooディレクトリの中の「varディレクトリの中にある「hoge.txt」というファイルを指している。

Windowsでは先頭をドライブ名区切り文字を「¥」(日本では円マーク、欧米ではバックスラッシュ「\」)として、「C:foovarhoge.txt」のように記述する。これは先の例と同じように「Cドライブfooフォルダの中のvarフォルダの中のhoge.txt」を指している。

Windowsネットワークファイル共有を利用している場合は、「UNC」(Universal Naming Convention)という表記規則が用いられ「¥¥コンピュータ名¥共有名¥共有フォルダ内での残りのパス」という表記となる。「¥¥FILESV1¥SharedDocsText¥Memo.txt」といった具合である。

(2021.11.15更新)

他の辞典による解説 (外部サイト)

この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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