パブリックネットワーク 【public network】

概要

パブリックネットワーク(public network)とは、インターネットや知らない他人のコンピュータに直に接続可能なネットワークのこと。また、コンピュータの接続先としてそのようなネットワークを指定し、対応した設定を適用すること。

コンピュータがどのような種類のネットワークに接続されているかを表す分類の一つで、グローバルIPアドレスが割り当てられインターネットに参加しているか、所属先以外のWi-Fiアクセスポイント公衆Wi-Fiサービスや滞在先施設のAPなど)のように知らない他人と同じ設備を共用している状況が該当する。

間にネットワーク機器を挟まず外部の第三者が直に通信を開始することができるため、不正アクセス通信の覗き見(盗聴)、マルウェア感染などの試みに遭遇する危険が相対的に高い。所属先の内部ネットワークなどでは公開している機能や情報などを閉じて外に晒さない設定に切り替える必要がある。

一方、企業内ネットワーク家庭内LANなど、他の参加者の身元が明らかで、プライベートIPアドレスを用いて構内でのみ直に通信できる環境を「プライベートネットワーク」という。インターネットなど外部とはルータファイアウォールなどを介して通信する。Windowsではタスクバーアイコンから接続先の設定を確認したり、簡単な操作で切り替えることができるようになっている。

(2021.10.12更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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