リサイズ 【resize】 サイズ変更

概要

リサイズ(resize)とは、画像や画面上のウィンドウなどを拡大・縮小して大きさを変更すること。

画像編集ソフトなどで、画像を構成する画素数(ピクセル数)を増やしたり減らしたりして、同じ内容のまま拡大・縮小させることをリサイズという。画像のサイズを用途に適した大きさに合わせるために行われる。

写真データなどの決まった大きさの高解像度画像を縮小し、表示面積やデータ量を削減するために行われることが多い。目的によっては縦横を違う比率で変更して縦長あるいは横長に変形させる場合もある。

図形編集ソフトのベクター画像などはリサイズしても画質は変化しないが、写真のようなビットマップ画像では縮小すれば元の情報の一部が失われ、拡大しても元は存在しない画素の色を周囲の画素から推定・補間する処理が行われるため、いずれの場合も画質は元の画像より劣化する。

これに対し、画像の内容を縮小して小さなサイズにするのではなく、上下左右の端から指定した長さの領域を削除することによって小さく加工することを「トリミング」(trimming)という。画素の並び自体は変えないため画質は変化しない。

また、コンピュータの操作画面で、ウィンドウや入力欄などの表示要素のサイズを変更することもリサイズという。マウスやタッチ操作で領域の端を指定し、ボタンを押したまま(あるいはタッチしたまま)希望する大きさになる位置までマウスポインタや指を移動させて離す操作によって行うことが多い。

(2023.12.13更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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