Cドライブ 【C drive】 C:ドライブ

概要

Cドライブ(C drive)とは、Windowsドライブ文字として「C」が割り当てられたストレージ(外部記憶装置)のこと。Windowsのシステムファイルが格納された起動ディスクであることが多い。

Windowsドライブ文字は通常、Cを先頭に順にD、E、F…と割り当てられるため、Cドライブは内蔵ストレージの一台目の先頭パーティションを指すことが多く、一般的な設定のシステムではWindows起動ディスクに指定されている。

歴史的経緯

Windowsがコンピュータに接続・内蔵されたディスクドライブやストレージ内部のパーティションなどにそれぞれ固有の英文字(ドライブレター)を割り当てて識別する仕組みは前身のMS-DOSから引き継いだ仕様である。

1980年代頃の初期のパソコン(マイコン)ではハードディスクなどの内蔵大容量ストレージがまだ一般的ではなく、標準搭載のストレージ装置として2台のフロッピーディスクドライブFDD)が内蔵されることが多かった。

当時は一般的に「A」ドライブを一台目のFDD、「B」ドライブを二台目のFDDとすることが多く、ハードディスクを買い足して接続した場合には三台目の「C」ドライブが割り当てられることが多かった。FDDが廃れて内蔵ハードディスクが一般的になった後もこの慣習が残り、Cドライブが先頭のドライブ文字として現在でも使われている。

(2019.9.17更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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