コンテキストメニュー 【contextual menu】 ショートカットメニュー / 右クリックメニュー

概要

コンテキストメニュー(contextual menu)とは、ソフトウェアの操作メニューの表示方法の一つで、現在選択されている操作対象などに応じて、提示される項目が変化するもの。「コンテキスト」(context)とは「文脈」という意味で、現在の状況に応じて内容が変化することを表している。

最も有名な例は、Windowsマウスの右ボタンをクリックするとマウスポインタの位置に現れる「右クリックメニュー」である。これはボタンが押された瞬間のマウスポインタの位置に何があるかによって、対象に対して現在適用できる操作項目を並べたメニューが表示される。

例えば、画像ファイルアイコンであれば「開く」「印刷」「編集」などが並ぶが、フォルダアイコンを指定すれば、これが「展開」「新しいウィンドウで開く」などに入れ替わる。

従来の一般的なソフトウェアのメニューの多くはウィンドウ上部など決まった位置に固定的に表示され、並んでいる項目も常に同じであり、利用者が必要とする操作を(時には数十項目の一覧や何階層ものサブメニューを展開して)探し出して指定する必要がある。

一方、コンテキストメニューでは利用者が今関心を向けている対象について必要な項目のみを自動的に絞り込んで表示してくれるため、特に機能や操作の選択肢の多いソフトウェアでは操作の効率が格段に向上する。

(2018.10.24更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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