タスクバー 【task bar】

概要

タスクバー(task bar)とは、Windowsの操作画面(デスクトップ)の最下部に表示される、細い帯状の操作領域。スタートボタンや画面上の各ウィンドウに対応したボタン、タスクトレイなどが並んでいる。

Windows 95で導入されたもので、何が表示されるかはWindowsバージョンや利用者の設定により異なるが、デフォルトでは左端にスタートボタン、次に検索ボックスやクイック起動、中央の最も広い領域に各ウィンドウのアイコンやタイトルが記されたボタン(タスクバーボタン)、右端にIMEタスクトレイ、通知領域が並んでいる。

ソフトウェアを起動すると対応するタスクバーボタンが現れ、これを押すとウィンドウを最前面に表示したり最小化したりできる。同じソフトウェアの別のウィンドウを開くとそれぞれに対応するボタンが現れるため、数が多くなるとボタンの幅がどんどん狭くなり、新しいものが画面外に追い出されスクロールバーが現れることもある。Windows XP以降では同じソフトウェアのウィンドウは一つのボタンにまとめる機能も追加された。

タスクバーはデフォルトでは画面下端に表示されるが、設定やマウス操作で上端に移動したり、縦長にして左端や右端に配置することもできる。二段以上に領域を広げたり、隠したり、マウスカーソルが下端に近づいたときだけ自動的に出現させるといった設定もできる。

Windows以外のOSでも、Windowsの操作画面を模したウィンドウシステムなどで同様の操作要素が採用されている場合があり、同じようにタスクバーと呼ばれる。

(2018.4.15更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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