RDPファイル 【RDP file】
Windowsには他のWindowsにネットワークを経由して接続し、デスクトップ画面を丸ごと転送して絵遠隔から操作するリモートデスクトップという機能が内蔵されている。
Windows標準のクライアント(「リモートデスクトップ接続」という名称のアプリケーション)では接続先のコンピュータ名やIPアドレス、ポート番号、画面の表示設定などを指定することができるが、特定の接続先用の設定をRDPファイルに保存することができる。
複数の接続先を使い分けるような場合に、いちいち設定を入力しなおさなくても、接続先に応じたRDPファイルを開くことですぐに設定を適用することができる。管理者が複数のコンピュータにリモートデスクトップ接続の設定をする際も、一台ずつ画面で作業しなくてもRDPファイルを作成して複製・配信すればよい。
実体はテキストファイルとなっており、「項目名:データ型:設定値」という書式で一行に一項目が記載されている。データ型は「i」が整数、「s」が文字列などとなっている。例えば、「desktopwidth:i:1280」であれば、接続先の画面サイズの横幅を1280ピクセルに設定することを表す。
(2021.11.25更新)