インストールフォルダ 【install folder】 インストールディレクトリ / install directory

概要

インストールフォルダ(install folder)とは、ソフトウェアをコンピュータに導入する際、プログラムファイルなどをストレージ上に保存するために用意されるフォルダ。

アプリケーションソフトの導入(インストール)を行う際、ハードディスクやSSDなどにインストールフォルダを設け、そこにアプリケーションを構成する実行ファイルや設定ファイル、その他の各種必要なファイルを格納する。アプリケーション起動時にはインストールフォルダに置かれた実行ファイルが実行される。

パソコンの場合、パッケージ購入やダウンロードで入手したアプリケーションを導入するためにインストーラという専用の導入プログラムを起動するが、その操作途中にインストールフォルダを指定あるいは変更するための入力画面が表示されることが多い。

Windowsの場合、標準ではシステムドライブの「Program Files」フォルダ(C:¥Program Filesなど)がアプリケーション用フォルダとして用意されており、その配下に個別のアプリケーション用のインストールフォルダを作成してファイルを配置することが多い。64ビット版Windowsに32ビットアプリケーションを導入する場合は「Program Files (x86)」フォルダが用いられる。利用者がインストーラにこれ以外の場所を指定して導入することもできる。

(2023.8.31更新)
この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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