タッチパッド 【touchpad】 トラックパッド / trackpad / フラットポイント / NXパッド / ホイールパッド
概要
タッチパッド(touchpad)とは、コンピュータの入力装置の一つで、接触センサーを備えた平たい板状の装置。表面を指などで触れたり滑らせることで画面上の位置や動きなどを指示することができる。ポインティングデバイスの一種。数cm角程度の大きさの平たい樹脂製の機器あるいは部品で、指先の接触やその位置を検知するセンサーが内蔵されている。指で触れて滑らせると、なぞった方向に向かって画面上のカーソルやポインタなどが移動する。
位置の決定などを指示するマウスボタンに相当する装置として、パッドの脇にボタンを備えた製品と、パッド自体がボタンを兼ねており、押し込むとわずかに沈んで押下を検知できるようになっている製品がある。
ノートパソコン用のポインティングデバイスとして、キーボードの手前などの筐体表面に固定的に設置されることが多いが、ケーブルなどでコンピュータ本体に接続して使用する単体の入力装置として販売されている製品もある。
多くのメーカーは「タッチパッド」の名称を使用するが、他の呼称を用いる場合もある。例えば、富士通は「フラットポイント」、NECは「NXパッド」、パナソニックは「ホイールパッド」(円形のもの)、IBM社やレノボ社は「トラックパッド」などと呼んでいる。
(2022.5.19更新)