パーティションテーブル 【partition table】
概要
パーティションテーブル(partition table)とは、ハードディスクやSSDなどのストレージ装置の記憶領域を複数の独立した区画に区切るパーティションの構成情報。記憶領域内の物理的な先頭部分に記録されている。パーティションで区切られた区画はそれぞれが独立した装置のように扱うことができ、それぞれ別のOSやファイルシステムで管理したり、他の区画に影響することなくフォーマット(初期化)などの操作を行うことができる。
パーティションテーブルは装置内の区切り方を記した管理領域で、装置の先頭部分に一定の形式で記録される。各パーティションについて、識別番号(パーティションID)や、装置内での開始位置と終了位置、長さ(セクタ数)、ファイルシステムの種類、OS起動(ブート)の可否などの情報が記録される。
BIOSで管理される古いパソコン(PC/AT互換機)などの場合はMBR(マスターブートレコード)の一部として記録されており、一つの装置にパーティションを4つまで作成することができる。一方、EFI/UEFIが導入された新しい設計のパソコンなどではGPT(GUIDパーティションテーブル)が用いられ、最高で128個までのパーティションに分割することができる。
(2018.11.15更新)