desktop.ini

概要

desktop.iniとは、Windowsシステムが使用する設定ファイルの一つで、フォルダの表示設定などを指定するためのもの。フォルダ隠しファイルとして置かれ、通常は利用者が目にしたり直に編集することはない。

フォルダにカスタムアイコンを設定した場合などにシステムによって自動的に作成される設定ファイルで、INIファイル形式に従って一行に一項目ずつ「名前=」というシンプルな形式で設定が記述されている。

主な設定項目として「IconFile」(カスタムアイコンのパスを指定)、「IconIndex」(カスタムアイコン指定時に画像ファイル中でのインデックスを指定)、「ConfirmFileOp」(フォルダの削除・移動時の警告を表示するか否かを指定)などがある。

desktop.iniは隠し属性が設定されたシステムファイルで、通常の操作環境では表示されない。Windowsエクスプローラーの設定で「隠しファイルや隠しフォルダーを表示する」とオンにして、「保護されたオペレーティングシステムファイルを表示しない」をオフにすると表示される。

表示されない設定にしていてもフォルダの移動・削除時などに確認のダイアログなどが現れることがあるが、よく分からずに削除してしまってもシステムアプリケーションなどの動作そのものに致命的な悪影響が及ぶことはない。

(2023.12.24更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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