プライマリパーティション 【primary partition】

概要

プライマリパーティション(primary partition)とは、一台のストレージ装置の内部を分割してできる区画(パーティション)のうち、オペレーティングシステム(OS)の導入や起動ができるもの。一般的な装置では一台に4つまで設けることができる。

ハードディスクSSDなどのストレージ装置は、全体を単一の領域として使うこともできるが、「パーティション」(partition9と呼ばれる複数の独立した区画に分割し、あたかもそれぞれが独立した装置であるかのように使用することができる。

このうち、装置内の記憶領域の先頭にある制御領域である「MBR」(Master Boot Record)に登録され、OSの起動などが可能な区画のことをプライマリパーティションという。実際にOS導入され、起動ドライブとして指定されたパーティションは「アクティブパーティション」とも呼ばれる。

Windowsでは一つのプライマリパーティションが一つのドライブとして認識される。一台を4つ以上の領域に分割したいときは、一台につき一つだけ作成できる「拡張パーティション」(extended partition)を作成し、その内部を複数の論理ドライブに分割する。論理ドライブからはOSの起動などはなうことができない。拡張パーティションを作成する場合はプライマリパーティションは3つまで作成することができる。

(2023.3.29更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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