デバイスCAL 【device CAL】

概要

デバイスCAL(device CAL)とは、サーバソフトウェアの機能を利用するためにクライアント側に必要となるライセンスのうち、コンピュータなどの機器(デバイス)に紐付けられたもの。

米マイクロソフト(Microsoft)社のWindows Serverのようなサーバソフトウェア製品では、サーバにソフトウェアを導入して利用可能にするサーバライセンスの他に、アクセスするクライアント側のコンピュータにも「クライアントアクセスライセンス」(CALClient Access License)を購入する必要がある。

CALはアクセスするクライアント側のコンピュータ(上のWindowsなどのソフトウェア)に導入する必要があるが、デバイスCALは端末に紐付けられたライセンスで、接続する端末に応じた数だけ購入する必要がある。許可された端末を誰が使うかについて制約はなく、複数の利用者が同じ端末を使うような状況に適している。

一方、登録利用者(ユーザー)ごとにライセンスを取得する方式を「ユーザーCAL」という。サーバログインするユーザーに紐付けられたライセンスで、サーバを利用する人数に応じた数だけ購入する必要がある。

(2021.11.8更新)
この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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