スクリーンショット 【screen shot】 スクショ / 画面キャプチャ / screen capture / スクリーンキャプチャ

概要

スクリーンショット(screen shot)とは、コンピュータの操作画面に現在表示されている内容を丸ごと取り込むこと。また、そのようにして作成された画像データや画像ファイル。

現在の画面の表示状態をそのまま「撮影」して画像化する機能で、多くのオペレーティングシステム(OS)が標準で備えているほか、アプリケーションソフトが独自に実装している場合もある。

OSの機能で取り込んだ画像はクリップボードなどに記録され、画像データを扱うアプリケーションに呼び出して加工や保存、送信などを行うことができる。画像ファイルとしてストレージに保存する仕組みになっている場合もある。

通常の機能の呼び出しのようにマウス操作やタッチ操作でメニューから選択する方式だと取り込みたい画面の表示状態を崩してしまうことがあるため、画面の状態を変更しなくて済む特殊な操作で取り込みの指示を行う場合が多い。

パソコンの場合は、PrintScreenキーを押すなど何らかのキー操作により行なうことが多い。スマートフォンやタブレット端末などタッチ操作の機器では、電源ボタンやホームボタン、音量操作ボタンなどのいくつかを組み合わせて同時に押すといった操作により行うことが多い。

単にスクリーンショットといった場合は画面全体を取り込んで画像化することを指すが、パソコンなどでマルチウィンドウ表示に対応している場合は、現在のアクティブウィンドウの表示内容を取り込むこともスクリーンショットということがある。

スクリーンショット機能のみを提供するユーティリティソフトなどもあり、マウスポインタを消去するかどうかを選択したり、指定した秒数が経過した後に取り込みを行う「タイマー撮影」機能など、OS標準にはない機能を提供している。

通常のキャプチャ機能では画面に表示されている範囲しか記録することができないが、特定のウィンドウの内部を上から下までスクロールしながら縦に長い一枚の画像として取り込む機能が用意されている場合もあり「スクロールキャプチャ」(scrolling screenshot)と呼ばれる。

(2022.5.14更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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