svchost.exe 【service host】
Windowsのサービスとはオペレーティングシステム(OS)に常駐して利用者や他のプログラムに機能を提供するプログラムのことで、独自の実行可能ファイル(EXEファイル)として実装・提供されるものもあるが、DLLファイルなどの形で実装され自らは実行ファイルを持たないものもある。
このような形式のサービスを起動するために利用される実行ファイルがsvchost.exeで、それ自体はサービスを起動して常駐させる機能しか持たない。Windowsを起動すると多くのsvchost.exeが実行状態となるが、それらはそれぞれ何らかのサービスの担い手となっている。サービスはグループ化されており、一つのsvchost.exeプロセスが複数のサービスをホストしている場合もある。
Windows 2000で導入された仕組みで、当初はどのプロセスがどのサービスを提供しているのか分からなかったが、Windows XP以降ではtasklistコマンドで確認できるようになった。Windows Vista以降ではタスクマネージャーのプロセス一覧の画面からも確認することができる。Windows 10以降ではプロセス一覧で「サービス ホスト: (サービス名)」という形式で表示されている。
(2022.7.10更新)