svchost.exe 【service host】

概要

svchost.exe(service host)とは、Windowsシステムを構成する実行ファイルの一つで、「サービス」と呼ばれる常駐プログラムの実行主体となるプログラム

WindowsサービスとはオペレーティングシステムOS)に常駐して利用者や他のプログラムに機能を提供するプログラムのことで、独自の実行可能ファイルEXEファイル)として実装・提供されるものもあるが、DLLファイルなどの形で実装され自らは実行ファイルを持たないものもある。

このような形式のサービスを起動するために利用される実行ファイルがsvchost.exeで、それ自体はサービスを起動して常駐させる機能しか持たない。Windowsを起動すると多くのsvchost.exeが実行状態となるが、それらはそれぞれ何らかのサービスの担い手となっている。サービスはグループ化されており、一つのsvchost.exeプロセスが複数のサービスホストしている場合もある。

Windows 2000で導入された仕組みで、当初はどのプロセスがどのサービスを提供しているのか分からなかったが、Windows XP以降ではtasklistコマンドで確認できるようになった。Windows Vista以降ではタスクマネージャーのプロセス一覧の画面からも確認することができる。Windows 10以降ではプロセス一覧で「サービス ホスト: (サービス名)」という形式で表示されている。

(2022.7.10更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
1997年8月より「IT用語辞典 e-Words」を執筆・編集しています。累計公開記事数は1万ページ以上、累計サイト訪問者数は1億人以上です。学術論文や官公庁の資料などへも多数の記事が引用・参照されています。
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