コンボボックス 【combo box】
グラフィック表示を用いたコンピュータの操作画面(GUI)で用いられる入力要素(GUIウィジェット)の一つで、利用者が任意に文字を入力できる1行のテキストボックスと、複数の選択肢の中から一つを選択するドロップダウンリストあるいはリストボックスを一つに統合したものである。
選択して有効にするとキーボードなどを操作し文字を入力することができるようになるが、同時にボックスの下などに選択可能なオプションの一覧が列挙され、中から一つを選ぶこともできる。右端などに「▼」などと記されたボタンが置かれ、これを押すとオプション一覧が出現するようになっているものもある。
テキストボックスに入力補完機能が統合されていることもあり、文字を入力していくと過去の入力履歴などを参照して先頭からその時点までの文字列に一致する候補をリストボックスにオプションとして表示する。一文字入力するたびにオプションの内容が動的に変化していく。
有名な採用例としてWebブラウザのURL表示・入力欄(アドレスバー)がある。利用者がURLや検索文字列などを直に文字入力してアクセスできるほか、過去に訪れたページのURLやブックマークに記録されている項目、過去に入力した検索キーワードなどを一覧から選択することができる。
(2024.1.12更新)