カルーセル 【carousel】

概要

カルーセル(carousel)とは、回転台、回転木馬、回転コンベア、回転棚などの意味を持つ英単語。Webページなどに設けられる画像などの表示領域で、内容を左右に移動して切り替えられるものをこのように呼ぶ。

コンピュータの操作画面を構成する要素の一つで、写真など複数の項目が横に並んでおり、これをマウス操作やタッチ操作で左右にスライドして中央に表示される項目を次々に入れ替えていくことができるものをカルーセルという。

項目全体が円環状に繋がっており、同じ方向にスライドし続けると同じ項目に戻ってくる様が回転木馬を横から見た様子に似ていることからこのように呼ばれている。利用者が操作しなくても一定の早さや周期である方向に自動的にスライドし続けるよう設定されたものが多い。

限られた領域に多くの情報を提示できるが、閲覧者がカルーセルであることに気づかなかったり、わざわざ操作しようと思わず最初に表示されているものしか見ないなど、必ずしも狙った効果が得られないことも多いと言われる。

(2020.5.4更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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