ワークグループ 【workgroup】
概要
ワークグループ(workgroup)とは、小規模なWindowsネットワークで用いられるコンピュータのグループのこと。単純に、LAN(構内ネットワーク)上で同じワークグループ名が設定されたコンピュータ同士が同じグループとして取り扱われる。同じワークグループに属するコンピュータはネットワーク上のコンピュータ一覧に互いのコンピュータ名が表示され、互いにファイル共有やプリンタ共有などのサービスを利用できる。Windowsのデフォルト(初期設定)では「WORKGROUP」というワークグループ名が設定されており、これをそのまま使うことも、独自の名前をつけることもできる。
ワークグループ内の各コンピュータは対等な関係にあり、それぞれに設定されたサービスや権限のもとで外部からの利用を受け入れる。Windows Serverを導入しなくても一般的なパソコンで利用されているデスクトップ版Windowsのみで利用できるが、ユーザーアカウントやアクセス権の一括管理などの高度な機能は利用できないため、サーバによる管理を行うまでもない家庭や小規模な事業所などの数台から十台程度の簡易なネットワークで用いられることが多い。
企業などでアカウントや共有資源などの一元的な管理や階層的なグループ管理などを行いたい場合は、ワークグループを用いずにWindows ServerのActive Directoryを導入し各コンピュータをADドメインに参加させる必要がある。
(2018.8.20更新)