ワークグループ 【workgroup】

概要

ワークグループ(workgroup)とは、小規模なWindowsネットワークで用いられるコンピュータのグループのこと。単純に、LAN(構内ネットワーク)上で同じワークグループ名が設定されたコンピュータ同士が同じグループとして取り扱われる。

同じワークグループに属するコンピュータネットワーク上のコンピュータ一覧に互いのコンピュータ名が表示され、互いにファイル共有プリンタ共有などのサービスを利用できる。Windowsデフォルト初期設定)では「WORKGROUP」というワークグループ名が設定されており、これをそのまま使うことも、独自の名前をつけることもできる。

ワークグループ内の各コンピュータは対等な関係にあり、それぞれに設定されたサービスや権限のもとで外部からの利用を受け入れる。Windows Serverを導入しなくても一般的なパソコンで利用されているデスクトップWindowsのみで利用できるが、ユーザーアカウントアクセス権の一括管理などの高度な機能は利用できないため、サーバによる管理をうまでもない家庭や小規模な事業所などの数台から十台程度の簡易なネットワークで用いられることが多い。

企業などでアカウントや共有資源などの一元的な管理や階層的なグループ管理などをいたい場合は、ワークグループを用いずにWindows ServerActive Directoryを導入し各コンピュータADドメインに参加させる必要がある。

(2018.8.20更新)

他の辞典による解説 (外部サイト)

この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
1997年8月より「IT用語辞典 e-Words」を執筆・編集しています。累計公開記事数は1万ページ以上、累計サイト訪問者数は1億人以上です。学術論文や官公庁の資料などへも多数の記事が引用・参照されています。
ホーム画面への追加方法
1.ブラウザの 共有ボタンのアイコン 共有ボタンをタップ
2.メニューの「ホーム画面に追加」をタップ
閉じる