ログオンスクリプト【logon script】

特定のユーザーアカウントやユーザーグループがWindowsにログオンした直後に実行される一連のコマンドやプログラム処理を記述したファイルである。主な用途としては、ネットワークドライブの割り当て、共有フォルダへの接続、プリンタの設定、環境変数の設定、業務アプリケーションの自動起動などが挙げられる。
これにより、利用者ごとの作業環境を自動的に構成でき、管理者が複数の端末に共通の設定を適用することができる。企業などの内部ネットワークでは、利用者がどの端末からログオンしても同じ環境を利用できるようにするための仕組みとして利用されることが多い。
記述形式としては、Windowsで実行可能なテキスト形式のスクリプト言語が利用される。代表的なものとしては、コマンドプロンプトのコマンド群が使えるバッチファイル(.batや.cmd)、WSH(Windows Script Host)で実行されるVBScriptやJScriptで記述されたスクリプト、PowerShellスクリプトなどがある。
ログオンスクリプトはローカルコンピュータに設定することもできるが、Windows Server環境ではActive Directoryのユーザーアカウント設定やグループポリシー(GPO:Group Policy Object)を利用して集中管理することもできる。この方法では、ドメインコントローラ上の共有フォルダにスクリプトを配置し、ユーザーのログオン時に自動的に取得して実行させる仕組みにする場合もある。
なお、ログオン時と同様に、利用者のログオフ時に自動実行されるスクリプトは「ログオフスクリプト」、コンピュータの起動時に実行されるものは「スタートアップスクリプト」、シャットダウン時に実行されるものは「シャットダウンスクリプト」と呼ばれる。いずれもシステム管理や運用自動化の手段として利用されている。