スタイラスペン 【stylus pen】 タッチペン / touch pen / スタイラス / stylus

概要

スタイラスペン(stylus pen)とは、タッチパネルペンタブレットなど平たい面に触れて操作する装置で用いる細長い棒状の入力装置。単に「スタイラス」(stylus)と略したり「タッチペン」(touch pen)と呼ぶこともある。

画面がタッチパネルになっている機器やペンタブレットなどで操作に用いる器具で、ペンのように持って先端を接触させることで位置を指示することができる。機器やソフトウェアによっては、触れてなぞることで文字や図、絵などを描くことができる。

パネル表面を傷つけないよう先端は柔らかいプラスチックなどでできており、ペンの代わりに紙などに何かを書くことはできない(筆記具兼用の製品もある)。指先で操作する場合と同様に、先端で軽くつつく動作でマウスクリックに相当するタップ操作をうことができる。

スマートフォンなどに採用されている静電容量式タッチパネルは、従来一般的だった感圧式とは異なり指のように通電する素材で触れなければ反応しないため、対応するスタイラスペンも先端が導電性の素材を配合したゴムなどでできている。

乾電池や充電式のバッテリーを内蔵し、側面や上端などにマウスボタンに相当するボタンがいくつかついている製品もあり、「アクティブペン」「アクティブスタイラス」などと呼ぶ。コンピュータ側と通信することができ、筆圧感知や傾き認識、機能をカスタマイズ可能なボタンなど高度な機能を利用できる。ペンと機器本体が同じ通信規格に対応している必要がある。

(2023.12.15更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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