スライダー【slider】スライダーバー/slider bar
概要
スライダーとは、コンピュータの操作画面で、棒状の領域の上につまみを表示し、利用者がこれを移動させることで値や範囲を指定する入力要素。音量や明るさの調整、色の選択など、連続する値を直感的に操作したい場面で用いられる。

横方向または縦方向に伸びたバーの上につまみを配置し、利用者がマウスのドラッグやタッチ操作でこれを動かすことで値を指定する。厳密には、つまみ部分を「スライダー」、その移動範囲となる棒状の領域を「スライダーバー」(slider bar) と呼び分けることもあるが、両者をまとめて「スライダー」と呼ぶことが多い。
現在の値はつまみの位置によって表され、一方の端に近づくほど最小値または最大値に対応する。値を連続的に変化させる形式のほか、あらかじめ定められた段階ごとに停止するステップ形式もある。また、つまみを二つ備えて範囲の下限と上限を同時に設定する「レンジスライダー」(range slider)も、価格帯や期間の絞り込みなどの用途で利用されている。
Webページでは、HTMLの「<input type="range">」要素でスライダーを実装できる。最小値や最大値、刻み幅などを属性で指定でき、ブラウザが標準のUI要素を描画する。厳密な数値の指定には向かない場合があり、テキストボックスや数値入力欄と併用されることもある。
スライダーと構造が似た操作要素として、ウィンドウ内の表示位置を移動させる「スクロールバー」(scroll bar)や、音声・動画の再生位置を操作する「シークバー」(seek bar)がある。いずれもスライダーと同様につまみを移動させる仕組みを持つが、表示位置や再生位置の制御に用途が限定されるため、それぞれ別の名称で区別されている。また、Webページで複数の画像やコンテンツを横方向に切り替えて表示する仕組みを「スライダー」と呼ぶこともあるが、これは一般的には「カルーセル」(carousel)と呼ぶことが多い。
(2026.6.18更新)