モードレスダイアログ 【modeless dialog】 モードレスウィンドウ / modeless window

概要

モードレスダイアログ(modeless dialog)とは、コンピュータの操作画面に表示されるダイアログボックスのうち、画面上の他の領域や要素の操作が可能なタイプのもの。他の領域の無効化などをわず、表示後も別のウィンドウなどを選択して操作することができる。

ダイアログボックス利用者入力を促すために表示される、案内や質問などのメッセージと操作要素を組み合わせた矩形の表示領域で、主に利用者情報を提示したり、この先の処理に必要な選択や指示を尋ねるために用いられる。

表示されると他の要素を操作できないようロックするものを「モーダルダイアログ」というが、これと対比して表示後も他の要素を自由に操作できるものをモードレスダイアログと呼ぶ。

モーダル型は主にこの先の処理にどうしても必要な選択や入力利用者に迫るために用いられるため、開発者にとっては利用者に特定のシナリオに沿った操作を強制でき便利だが、利用者側にとっては操作の自由を制限され不便に感じる場合もある。極力モードレス型のみで動作するようソフトウェアの動作を工夫すべきだとする考え方もある。

(2018.8.17更新)

他の辞典による解説 (外部サイト)

この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
1997年8月より「IT用語辞典 e-Words」を執筆・編集しています。累計公開記事数は1万ページ以上、累計サイト訪問者数は1億人以上です。学術論文や官公庁の資料などへも多数の記事が引用・参照されています。
ホーム画面への追加方法
1.ブラウザの 共有ボタンのアイコン 共有ボタンをタップ
2.メニューの「ホーム画面に追加」をタップ
閉じる