トグルボタン【toggle button】トグルスイッチ/toggle switch
概要
トグルボタンとは、一度押すとオンになり、もう一度押すとオフになるボタンなど、同じ操作で二つの状態を交互に切り替えるボタンやスイッチのこと。設定画面での機能の有効・無効の切り替えや、メディアプレーヤーの再生・停止の切り替えなどに用いられる。

「トグル」(toggle)とは、同じ一つの操作で二つの状態を交互に切り替える仕組みのことである。トグルボタンはこれを操作画面上の要素として実装したもので、押すたびに状態が反転する。一般的な押しボタンが操作のたびに同じ処理を実行するのに対し、トグルボタンは現在の状態によって操作結果が変化する。
現在の状態をボタンの外観に反映させる設計が一般的である。再生中は停止アイコン、停止中は再生アイコンを表示するように、次の操作で実行される動作を示す方式と、オン・オフの状態そのものをボタンの色や形で示す方式がある。スマートフォンの設定画面などで見られる、左右にスライドして色が変わるスイッチ型のデザインは後者の代表例である。
現実の機器にも同様の仕組みは存在する。照明の点灯・消灯を切り替える押しボタンスイッチや、テレビやエアコンのリモコンの電源ボタンなどがトグル動作になっている場合がある。一つのボタンにオンとオフの両方の機能を持たせることで操作部品の数を減らし、利用者が簡単に状態を切り替えられるようにしている。なお、“toggle” という語は元来、衣類の留め木や船のロープを固定するピンを意味しており、二つの状態を確実に行き来させる機構を指す言葉としてIT分野に定着した。
(2026.6.16更新)